【観光編】4日目 カンボジアの暗黒歴史を学ぶ/トゥールスレン虐殺博物館編
キリングフィールドのあと、ロシアンマーケットまでトゥクトゥクで行ってもらい、そこで少し気晴らし。ローカルな市場だが、鶏や豚の解体肉があり微妙な気持ちになる。
ここから徒歩でトゥールスレンへ。約15分くらい。
外も暑くなってきたので飲みながら歩く。
あっという間に到着。道も歩きやすかった。
ここでも入場料を払った後、オーディオガイドを受け取る。12ドル。(2019年4月)
番号の数がキリングフィールドの3倍くらいあるので、聞きながら回ると2時間半は余裕を見ておいたほうがいい。
ここはキリングフィールドよりも規模は小さいが、残されている収容所の雰囲気は重々しい。
元々学校だったのを収容所にしていたらしい。
ここでは独居房、集団収監所と何個も部屋があるが、囚人の重要度によって分けられていたらしい。数人の生き残った方々は、クメールルージュにとって有益になるであろう手に職をもったりしていたから生き延びれたとか。一棟目の1階は個室で、鉄で出来たベッドに、排泄物を入れる弾薬箱、拘束具が置いてあった。
ここで死んでいた人の生々しい写真も展示されている。
まだ、白黒でよかった・・・
10部屋くらいあったかな。
壁もおそらく血痕であろう、汚れやしみだらけでした。
外には本来遊具である器具が、拷問に使われていたという説明や、絵に書かれていました。
この施設では拷問の様子などを表した絵画が見れますが、それは数少ない生存者であるバン・ナットさんが書いたものです。
彼は、ポルポトの肖像画を書くために人が欲しいという理由で処刑を免れました。
でも酷い状態での収容生活、拷問は受けていたようです。
もう1つの棟の方にはクメールルージュに関わった人物、拷問、虐殺された人の顔写真が展示されています。
クメールルージュの隊員はまだ少年もいました。
拷問された方々は番号をつけられていました。
時々、目を背けたくなるような写真もあります。
拷問中に亡くなったときの写真です。
これは今、こうして時間がたった今でも思い出すくらい、強烈に印象に残るものでした。
時々、オーディオガイドでも気分が悪くなったら無理をしないで外に出てくださいというガイドがあります。
私も最後は外のベンチに座って聞いていました。
キリングフィールド、トゥールスレン、両方見るとかなり精神的に疲弊します。
日数に余裕があるなら分けて行ってもいいでしょう。
私は滞在日数が少ないため、短時間で回りましたが、
心身ともに万全な状態で行くことをお勧めします。
ツアーもありますが、オーディオガイドがすごくわかりやすいので個人手配でも全然ありです。
ただツアーのほうが移動はスムーズですね。
自分の好みでプランニングしてみてはいかがでしょうか?
キリングフィールド編はこちら↓
【カンボジア・プノンペン】4日目 カンボジアの暗黒歴史を学ぶ/キリング・フィールド編 - アラフォー女子のジプシーライフ☆アジア旅行記